芸能人夫婦の子をめぐる争いに見るアドボカシーの必要性

昨今あびる優さんと才賀紀左衛門さん間や福永愛さん元夫婦間での子の引き渡しについてマスコミを巻き込んだ論争が続いています。

お互いが自分の正論を主張する姿を見ると日本の面会交流への否定的な状況の縮図だなと思い、お二人のお子さんが巻き込まれていると強く実感します。

今お子さんは才賀さんと同居しているとのことで、今のパートナー女性に贈られた自筆手紙も週刊女性PRIME紙で拝見しました。

もちろん直近に書かれた手紙であるため、お子さまの現在の意思で書かれた物には違いありません。

しかし片親疎外という心的DVは別居親の話を避けるだけでも発生するのが事実です。

この点は別途『離婚毒』からの抜粋を特集しようと思います。

今の両者の言い分からは片親疎外があるか否かは判断がつきません。

そのため別居が始まって時間が経ってからでは子は同居する親に忖度せざるを得ない状況下の為、子が片親疎外を受けているか、

本当の気持ちを話せているか否か判別する事はほぼ不可能です。

 

果たして今お二人のお子さんは本心を言えているのでしょうか。

少なくとも別居開始当初に独立アドボカシーがお子さまのもとに訪問し、信頼関係を築くことができていれば本心の発言を促す環境作りは出来ていました。

私共は決してお二人のお子さまが本心を言えていないとは言えませんし、第三者からは判断はつきません。

しかしお子さんの生活環境が両親の別居により変わることはお子さんにとっては大きな環境変化であります。

その際独立アドボカシーがお子さんに「自分の意見をあなたは周りに伝えることができる」とアドバイスできることは、

お子さんに対してのempowerment(自信を持たせること)に繋がると思います。

当会では離婚時のお子さま全てに独立アドボカシーの派遣が叶えばと願います。

もちろん虐待からの保護で児童相談所に保護されるお子さんにもです。

 

今日本では片方の親と離れる子供が毎年10万人を超えて発生しています。

しかし現状ではそうした環境下にある子供の意見を聴くことはありません。

 

「私の思いは違うのに」と周りの大人に本心を伝える事なく諦めている子供は多数いると考えています。

 

アドボカシーが広がり、問題に面した子に速やかにempowerment を行う事でこうして子の本音を聞き出せないケースは減少していくと思います。

アドボカシーの理念は障害児、乳幼児を含む全ての子供に等しく権利擁護を実施するというものであり大人と同様の権利擁護をすすめる理念です。

私共もこの理念実現の一助となるべく頑張ります

 

 

 

 

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